日本人の平均的な人生
日本で生まれた人は、平均するとどんな一生を送るのでしょうか。生まれたときの体重から、進学、就職、結婚、子ども、賃金のピーク、定年、寿命まで、厚生労働省・文部科学省・総務省の最新の統計の代表値を、年齢の順に男女別で並べました。最後に、「平均どおりの人生」がなぜほとんどないのかも考えます。
統計で見る、平均的な一生(男女別)
| 年齢のめやす | できごと | 男性 | 女性 |
|---|---|---|---|
| 0歳 | 生まれたときの平均体重 | 3.04kg | 2.95kg |
| 15歳 | 高校などへ進む割合 | 98.6% | 98.7% |
| 18歳 | 大学(学部)へ進む割合 | 60.7% | 56.5% |
| 22歳 | 大卒の初任給(月額) | 26.49万円 | 25.97万円 |
| 30歳前後 | 平均初婚年齢 | 31.0歳 | 29.7歳 |
| 31歳 | 第1子が生まれたときの母の平均年齢 | — | 31.0歳 |
| 40〜50代 | 賃金(月額)がいちばん高い年齢 | 55〜59歳 44.56万円 | 45〜49歳・55〜59歳 30.57万円 |
| 60〜65歳 | 定年(企業の定め) | 60歳が62.2%、65歳以上(廃止を含む)が34.9% | |
| 65歳 | 65歳からの平均余命 | 19.68年 | 24.52年 |
| 70代 | 健康寿命(2022年) | 72.57年 | 75.45年 |
| 80代 | 平均寿命 | 81.35年 | 87.33年 |
| 80〜90代 | 半数が生きている年齢(寿命中位数) | 84.13年 | 90.17年 |
生まれる: 体重は3kg前後
厚生労働省「人口動態統計」(2025年、確定数)によると、生まれたときの平均体重は男の子3.04kg、女の子2.95kgです。2025年に生まれた赤ちゃんは67万1,270人で、1899年に調査が始まってから最も少なくなりました。
学ぶ: 高校はほぼ全員、大学は約6割
文部科学省「学校基本調査」(2025年度)によると、中学を出て高校などへ進む人は98.6%で、ほぼ全員です。大学(学部)へ進む人の割合(浪人を含む)は58.6%で、男性60.7%、女性56.5%。短大まで含めると男性61.5%、女性61.2%と、男女の差はほとんどなくなります。つまり「平均的な人」は大学に進みますが、同じ年に生まれた人の約4割は大学以外の道を歩みます。
働く: 大卒の初任給は約26万円、ピークは50代後半
2025年3月に大学(学部)を卒業した人のうち、就職した人は77.0%でした(学校基本調査)。厚生労働省「賃金構造基本統計調査」(2025年)では、新しく大学を出て働き始めた人の月の賃金は、男性26.49万円、女性25.97万円です。
同じ調査で、一般労働者の月の賃金は年齢とともに上がり、男性は55〜59歳の44.56万円、女性は45〜49歳と55〜59歳の30.57万円がいちばん高くなります。60代に入ると下がります。男性は20代前半の約1.8倍まで上がる一方、女性は約1.3倍で、上がり方がゆるやかです。
結婚して、子どもを持つ: 初婚は30歳前後
厚生労働省「人口動態統計」(2025年、概数)によると、平均初婚年齢は夫31.0歳、妻29.7歳です。第1子が生まれたときの母の平均年齢は31.0歳です。ただし、これは結婚した人・子どもを持った人だけの平均で、結婚しない人や子どもを持たない人も少なくありません。
住む: 持ち家は約6割、高齢者のいる世帯では8割
総務省「住宅・土地統計調査」(2023年)によると、住宅全体のうち持ち家は60.9%です。65歳以上の人がいる世帯では、81.6%が持ち家に住んでいます。若いうちは借家、年を重ねると持ち家、という人が多いことがわかります。
定年: 60歳が多いが、65歳へ移りつつある
厚生労働省「高年齢者雇用状況等報告」(2025年6月1日現在、従業員21人以上の企業)によると、定年を60歳とする企業は62.2%で、65歳とする企業は27.2%。定年を65歳以上にしている企業(定年制の廃止を含む)は34.9%で、前の年より2.3ポイント増えました。65歳までは、定年の引き上げや継続雇用などで働ける仕組みを、99.9%の企業が用意しています。
老いる、そして亡くなる: 平均寿命は男性81.35年、女性87.33年
厚生労働省「令和7年簡易生命表」によると、2025年の平均寿命は男性81.35年、女性87.33年です。65歳の人は、平均して男性はあと19.68年、女性はあと24.52年生きます。90歳まで生きる人の割合は、男性26.7%、女性50.8%で、女性の2人に1人は90歳を迎えます。
健康上の問題で日常生活が制限されずに暮らせる期間を示す「健康寿命」は、2022年の値で男性72.57年、女性75.45年です。平均寿命との差は、男性8.49年、女性11.63年です(健康寿命と同じ2022年の平均寿命で計算した差)。
また、生まれた人のちょうど半分が生きている年齢(寿命中位数)は男性84.13年、女性90.17年で、平均寿命より3年近く長くなります。若くして亡くなる人がいる分、平均は真ん中より低く出るためです。
「平均どおりの人生」は、ほとんどない
上の表を全部なぞる人は、実際にはほとんどいません。大学へ進むのは約6割、平均寿命は「真ん中の人」の寿命より短い、初婚年齢や出産年齢は結婚した人・産んだ人だけの平均です。一つひとつの数字は「よくある値」でも、すべてが平均どおりにそろう人生は、むしろめずらしいのです。
そして、どの年に、どの都道府県の、どんな家庭に生まれるかで、同じ数字も大きく変わります。くわしくは「どこに、どんな家庭に生まれるか」「仕事と賃金」「何歳まで生きるか」をご覧ください。
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よくある質問
日本人の平均寿命は?
2025年は男性81.35年、女性87.33年です(厚生労働省「令和7年簡易生命表」)。
平均初婚年齢は何歳?
2025年は夫31.0歳、妻29.7歳です(厚生労働省「人口動態統計」概数)。
賃金がいちばん高くなるのは何歳?
一般労働者の月の賃金は、男性は55〜59歳(44.56万円)、女性は45〜49歳と55〜59歳(30.57万円)がいちばん高くなります(厚生労働省「賃金構造基本統計調査」2025年)。
大学に進む人の割合は?
2025年度の大学(学部)進学率は58.6%(男性60.7%、女性56.5%)です(文部科学省「学校基本調査」)。
数字の出典
- 生まれたときの平均体重、出生数: 厚生労働省「令和7年人口動態統計(確定数)」上巻 出生 第4.25表 e-Stat / 確定数の概況
- 平均初婚年齢、第1子出生時の母の平均年齢: 厚生労働省「令和7(2025)年人口動態統計月報年計(概数)の概況」 https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai25/index.html
- 高校等・大学(学部)・短大への進学率(男女別): 文部科学省「学校基本調査」(令和7年度)年次統計「進学率」 e-Stat
- 大学(学部)卒業者の就職者の割合: 文部科学省「令和7年度学校基本調査の公表について」 PDF
- 年齢階級別の賃金、新規学卒者の賃金: 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査 結果の概況」 https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2025/index.html
- 持ち家住宅率: 総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計 結果の概要」 PDF
- 定年制の状況: 厚生労働省「令和7年『高年齢者雇用状況等報告』の集計結果」 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_66853.html
- 平均寿命、65歳の平均余命、90歳まで生きる割合、寿命中位数: 厚生労働省「令和7年簡易生命表の概況」 https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life25/index.html
- 健康寿命(2022年): 厚生労働省「健康寿命の令和4年値について」 PDF
このページの数字はすべて上の公的統計の値で、ゲームの試算は使っていません。ゲームの中の人生は、公的統計とゲーム上の仮定を組み合わせて動いています(各解説ページで区別しています)。関連: 日本に生まれる確率 / どこに、どんな家庭に生まれるか