日本に生まれる

力士になるには: 新弟子検査・番付・給料のしくみ

テレビに映る取組の裏には、急なピラミッドがあります。数百人の若い力士が部屋で暮らし稽古を積み、給料が出るのはそのうちのひと握りです。日本相撲協会の資料をもとに解説します。

相撲部屋への入門

力士になるには相撲部屋に入門し、新弟子検査に合格します。日本相撲協会によると、義務教育を終えた健康な男子で満23歳未満(アマチュアの大会で一定の成績を残した人などは満25歳未満)。体格の基準は167cm・67kg以上(3月場所の中学卒業見込みの人は165cm・65kg)で、届かなくても運動能力検査に合格すれば受けられます。

番付のピラミッド

2025年11月場所の番付は次のとおりです。

横綱2・大関1・関脇と小結4・前頭35(幕内は計42)
十両28・幕下119・三段目160・序二段204・序ノ口44

2025年末の力士は598人。このうち関取は、十両と幕内の70人です。

給料が出るのは関取だけ

十両以上の関取には給与などが出ますが、幕下以下には給与がなく、場所ごとの手当と奨励金だけです。十両に上がると、大銀杏を結い、化粧まわしをつけ、付け人がつき、給料が出る。人生が大きく変わる瞬間です。

けが、引退、105の年寄

力士の現役生活は短く、けがで終わることも少なくありません。引退後に親方として相撲界に残るには年寄名跡が必要で、その数は105です。多くの力士は、ちゃんこ店を開いたり、会社に勤めたりして、新しい道を歩みます。

シミュレーターの仮定

特別版では、入門の条件・番付の形・幕下以下に給与がないことは上の実データに沿っています。番付の上がり下がりやけがの確率、引退の時期、関取の収入の水準、引退後の道の割合は仮定で、解説ページに書いています。

出典: 日本相撲協会「力士になるには」「令和7年度事業報告書」

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