特別版 · SPECIAL

教師として生きる

入学式の日に名前を呼んでくれた先生の声を覚えている子が、いつか教壇に立つ。教育学部に進むか、ほかの学部で教職課程をとるか、短大で二種免許をとるか。教育実習で声が震え、採用試験に落ちて講師を続けることもあります。受かれば、初任者研修、初めてのクラス、運動会、合唱コンクール、家庭訪問、部活動の顧問、保護者からの電話、学校に来られない子、何年かごとの異動。学習指導要領の改訂、学校週5日制、教員免許の更新制とその廃止、一斉休校、1人1台の端末、働き方改革。主任になるか、教頭・校長をめざすか、教室に残るか。採用試験の競争率は、文部科学省の実際の値を年ごとに使います。背景のドット絵は、教室から職員室、運動会、卒業式、校長室へと、人生とともに変わります。

無料 · 登録なし · ここを押すと始まります

この人生で起きること

  1. 免許をとる教育学部で小学校の免許、ほかの学部の教職課程で中学・高校の免許、短大で二種免許。介護等体験(1998年度以降の入学)、母校での教育実習。
  2. 教員採用試験公立の小学校・中学校・高校・特別支援学校か、私立の学校か。競争率はその年度の実際の値(1979〜2025年度)。届かなければ、講師を続けながら受け直すか、会社に就職するか、大学院に進むか。
  3. 教室の毎日初任者研修、担任、運動会や合唱コンクール、部活動の顧問、落ち着かないクラス、保護者からの電話、学校に来られない子、異動、へき地や特別支援学校への希望。
  4. 働き方と、その先持ち帰り仕事か早く帰るか、休職、教職大学院、辞めて塾や会社へ。主任、教頭、校長、指導主事。定年の引き上げ、役職定年、再任用、地域の学習教室。

数字で見る教員採用と学校

出典: 文部科学省「令和7年度(令和6年度実施)公立学校教員採用選考試験の実施状況」(参考資料1 第7表、1979〜2025年度の競争率)、教育職員免許法(e-Gov。第4条・附則第15項)、文部科学省(教員免許更新制、介護等体験、初任者研修、学習指導要領の変遷、学校週5日制、特別支援教育の制度改正、勤務時間の上限のガイドラインと指針、GIGAスクール構想、給特法等の改正の概要、公立学校教職員の人事行政状況調査)、スポーツ庁・文化庁「学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドライン」(2022年12月)、総務省「地方公務員法の一部を改正する法律(令和3年法律第63号)の概要」。1979年度より前と2026年度より後の競争率、合格の見込み、担任になる割合、異動の間隔、子どもたちとの信頼・疲れの動き方、休職・離職の起こり方、主任・教頭・校長になる割合、管理職と講師・再任用の給料はゲームの仮定です。登場する学校・子ども・保護者・先生はすべて架空です。 「教師になるには」の出典: 教育職員免許法(e-Gov法令検索)、文部科学省(採用選考の実施状況、介護等体験、教員免許更新制、初任者研修、教員免許について、人事行政状況調査、給特法等の改正の概要)。 · くわしい解説(実データと仮定)

教師になるには(先生になるには)

教員免許が必要

学校の教員は、学校の種類ごとの教員免許状を持っていなければなりません(教育職員免許法)。普通免許状は、大学院修士課程なら専修、大学なら一種、短期大学なら二種に分かれます。高校の教諭の免許は専修と一種だけで、短大ではとれません(同法 第4条)。

教育学部でなくてもとれる

大学の教育学部だけでなく、ほかの学部でも教職課程で決められた単位をとれば免許状を受けられます。小学校・中学校の免許をとるには、特別支援学校や福祉施設での7日間の介護等体験も必要です(1998年度以降に大学などに入った人。文部科学省)。

教員採用試験

公立学校の先生になるには、都道府県・指定都市などの教育委員会が行う教員採用選考試験に合格します。競争率(受験者数÷採用者数)は、2025年度採用で全体2.9倍、小学校2.0倍、中学校3.6倍、高校3.8倍、特別支援学校2.0倍でした。小学校は2000年度の12.5倍が最高です(文部科学省)。私立の学校は、学校ごとに採用を行います。

社会人から先生になる

大学で単位をとるほかに、教員資格認定試験があり、小学校教諭の二種免許状などがとれます(文部科学省)。多くの教育委員会は社会人向けの選考も行っています。

先生になってから

採用された年は初任者研修を受けます(小学校は1989年度から)。教員免許の更新制は2009年4月に始まり、2022年7月に発展的に解消されました。2020年4月からは、時間外の在校等時間を月45時間・年360時間までとする指針があります(文部科学省)。

ここに書いた制度は法令と文部科学省の情報によるものです。試験の日程や受験資格は、受ける自治体の教育委員会や大学で確かめてください。ゲームの中の合格の見込みや出来事の起こり方は、ゲームの仮定です。

出典: 教育職員免許法(e-Gov法令検索)・文部科学省「令和7年度公立学校教員採用選考試験の実施状況」・文部科学省「介護等体験について」・文部科学省「教員免許更新制」・文部科学省「初任者研修」・文部科学省「教員免許について」(教員資格認定試験)・文部科学省「公立学校教職員の人事行政状況調査」令和6年度・文部科学省 給特法等の改正の概要(2025年)

よくある質問

ほかの特別版

ふつうに生まれる(生まれは選べない)

特別版は、特定の職業や生き方、家庭の事情をからかったり、ばかにしたりするためのものではありません。公的統計などの実データをもとに、その人生で起こりうることを、エンタメとして体験できるようにしたものです。登場する人物はすべて架空です。

学校・企業・自治体のみなさまへ。統計にもとづく人生を、授業と研修で体験する。お問い合わせ・お見積り

日本版の人生シミュレーター · ほかとの違い

日本を、一人の人生から知る。

「日本に生まれる / Born in Japan」を作るきっかけは、世界のどこかに生まれ、一生を体験する人生シミュレーターとの出会いでした。

数字や説明を読むだけでは遠く感じる世界が、一人の人生をたどることで、自分につながってくる。その体験が素晴らしく、日本の暮らしや文化も、こんなふうに伝えられたらと思いました。

生まれる場所も、時代も、家庭も、私たちは選べません。

もし違う県に生まれていたら。親の暮らし向きが違っていたら。もう少し早く、あるいは遅く生まれていたら。どんな人と出会い、何に悩み、何を大切にして生きていただろう。

同じ日本でも、育つ環境や世代によって、見える景色は変わります。進学や就職、結婚、家族との暮らし。その一つひとつの選択には、その人の思いとともに、地域の習慣や時代の空気、社会の仕組みが関わっています。

このサイトでは、日本の公的統計を手がかりに、ゲーム上の仮定を交えながら、一人の人生を体験できます。選べない条件から始まり、自分で決める場面があり、思いがけない出来事も起こります。そこから、日本の文化が日々の暮らしや選択にどう息づいているのかを感じてもらいたいと考えています。

日本で暮らす人には、自分にとっての「当たり前」の外にある人生に触れる機会を。海外の人には、観光地やニュースだけでは見えてこない、日本の日常や文化的背景を知る入口を届けたい。

もちろん、一つのシミュレーションで日本のすべてを表すことはできません。統計には収まりきらない事情や気持ちがあり、どの人生にも、その人にしか分からない意味があります。だからこそ、ここで体験する一生が、実際の誰かをもっと知りたいと思うきっかけになればと願っています。

同じ生まれでも、違う一生がある。

遊び終えたあと、自分の歩んできた道を少し違う目で見たり、遠くにいる誰かの暮らしを想像したりする。その小さな想像が、人や文化への理解につながっていくことを、このサイトは目指しています。

「日本に生まれる」とは: 日本の人生シミュレーター

生まれる場所も、家庭も、時代も選べません。「日本に生まれる」は、日本のどこかの都道府県に、1947〜2010年のどこかの年に、ある家庭の子としてランダムに生まれ、進学・中退・就職・転職・結婚・住まい・お金・介護といった決断に加え、交通事故や犯罪に巻き込まれる出来事を1年ずつ重ねて、一生を最後まで体験する無料の人生シミュレーターです。登録は要りません。

よくある質問

「日本に生まれる」はどんなゲームですか?
日本のどこかの都道府県に、1947〜2010年のどこかの年に、ある家庭の子として生まれ、一生を1年ずつ生きる人生シミュレーターです。進学・就職・結婚・住まいなどの分かれ道を選びながら、バブルや震災、改元といった昭和・平成・令和の出来事を、その年齢で体験します。
日本の人生シミュレーターとして、何が特徴ですか?
舞台を日本だけにしぼり、47都道府県と1947〜2010年の生まれ年ごとに、賃金・進学率・寿命などの公的統計を手がかりに人生を描いています。昭和・平成・令和の出来事(バブル、震災、改元など)を同じ年齢で体験し、最後は同じ生まれの人たちの中での順位と称号が出ます。
無料ですか? 登録は必要ですか?
無料で、登録もダウンロードも要りません。ブラウザで「生まれる」を押すとすぐに始まります。ホーム画面に追加すると、アプリのように開けます。
1回にどのくらい時間がかかりますか?
おおむね10〜20分で一生を終えます。進む速さは変えられ、分かれ道を「おまかせ」にすることもできます。
出てくる数字は本当ですか?
賃金構造基本統計調査・簡易生命表・人口動態統計・家計調査など、日本の公的統計をもとにしています。統計がないところはゲーム上の仮定で補い、どこが実データでどこが仮定かを解説ページで公開しています。
都道府県や生まれ年で、人生はどう変わりますか?
都道府県によって賃金・大学進学率・住まいの値段・名字が変わり、生まれ年によって出会う時代の出来事や、就職のしやすさが変わります。都道府県別のページで、47都道府県を比べられます。
英語版はありますか?
あります。Born in Japan(英語版)で、海外の友だちにも日本に生まれる人生を体験してもらえます。

統計で読む: 日本人の平均的な人生 · 親ガチャとは(生まれた家庭と人生) · 日本に生まれる確率

遊び方

  1. 「生まれる」を押すと、出生地・生まれ年・性別・実家の経済状況(相対的貧困の家庭を含む)・ひとり親かどうか・きょうだい・親の学歴が決まります。
  2. 年ごとに出来事が起こり、ときどき決断の場面が来ます。迷ったら「おまかせ」で、よくある選択が自動で選ばれます。
  3. 人生の終わりに、同じ生まれの人たちの中での順位、レア度、称号、一生のグラフが出ます。結果カードをX・LINE・Threadsで共有できます。
  4. 「今日の生まれ」は、その日に遊ぶ全員が同じ生まれから始めるモードです。友だちと結果を比べられます。
  5. 「自分の人生を入力して、並べてみる」では、生年・学歴・働き方などを入れると、同じ条件の統計的な人生と並べて見られます。
  6. 「わたしの人生を振り返る」では、20の質問に選んで答えると、あなたの歩みをドット絵の年表にし、同じ年・同じ県に生まれた人の統計(生命表・進学率・未婚割合・子どもの数・持ち家)と並べて見られます。答えは端末の外に送りません。

使っている統計

寿命・賃金・進学率・結婚・出産・離婚・年金・貯蓄などの確率と金額は、次の公的統計をもとにしています。

領域ごとの詳しい解説: 生まれ / 学校と中退 / 仕事と賃金 / 結婚・子ども・離婚 / 住まい / 貯蓄と運用 / 老後と年金 / 事故と犯罪 / 寿命 / 普通とは違う人生(一覧)。都道府県別の比較もあります。

統計にない部分(家賃・住宅価格・運用の期待収益・転職後の賃金の変化など)は、出典のない仮定で補っています。どこが実データでどこが仮定かは、結果画面の下の注記に一覧で載せています。

アクセス解析について

アクセス解析のため、Google アナリティクス(Google LLC)に、ページの閲覧と操作の情報(人生の進み具合、表示・選択した決断、共有ボタンの利用など。端末やブラウザの情報、Cookie による識別子を含みます)を送っています。サービスの改善に使い、入力した文章(ひとことメモやひと息の答え、名前)は送りません。金額は物価上昇を除いた現在の価値で表示します。個人の将来を予測するものではありません。日本以外の欧州経済領域・英国・スイスからのアクセスでは、許可するまで Cookie を使った解析をしません。

いまはベータテスト中です。おかしな点やアイデアを送っていただければ、反映して直していきます。 ご意見を送る

プライバシーポリシー · ご利用案内 · ご意見・ご提案はご意見を送る · その他のお問い合わせ [email protected]

運営: 日本に生まれる 運営事務局