特別版 · SPECIAL

宇宙飛行士をめざす

小学生の夏の夜、ベランダから見上げた星。望遠鏡、プラネタリウム、ペットボトルのロケット。理系の大学に進み、研究者か技術者か、医師か、パイロットか自衛官か。宇宙飛行士の募集は、何年かに一度しかありません。募集の年に、まだ学生だったら。もう50歳を過ぎていたら。応募の条件の学歴が、自分に合わなかったら。生まれた年のめぐり合わせも、人生を分けます。応募できれば、書類選抜、筆記、医学検査、面接、そして閉ざされた施設での最終選抜。選ばれるのは、数千人のうち数人です。落ちても、研究者や医師として生きる人生があり、次の募集をめざす人生もあります。選ばれれば、約2年の基礎訓練、搭乗を待つ長い年月、打ち上げ、宇宙から見る地球、帰還のあとのリハビリ。背景のドット絵は、夜空から研究室、選抜の会場、訓練のプール、発射台、宇宙ステーションの窓へと、人生とともに変わります。

無料 · 登録なし · ここを押すと始まります

この人生で起きること

  1. 宇宙との出会い夜空と望遠鏡、図書館の図鑑、プラネタリウム、手作りのロケット。日本人の宇宙飛行士のスペースシャトル搭乗(1992年)や「きぼう」の組立て(2008年)など、子どものころに見る宇宙のニュースは、生まれた年で変わります。中学の部活、高校3年の進路。
  2. 仕事で力を積む研究者、宇宙や航空の機器をつくる技術者、医師、航空会社のパイロット、自衛官、宇宙とは別の仕事。理系の力・英語・体力・チームワーク・心の強さの5つの力が、選抜の結果を左右します(ゲームの仮定)。
  3. 募集と選抜募集は1983年、1991年、1995年、1998年、2008年、2021年の6回(2026年以降はゲームの仮定)。2021年度からは学歴の条件がなくなりました。書類選抜、第0次(2021年度から)、第一次、第二次、そして第三次の最終選抜。落ちたら、仕事に打ち込むか、次の募集を待つか、宇宙に関わる仕事に移るか。
  4. 宇宙へ家族と訓練地、約2年の基礎訓練(ジェット機の無重量、サバイバル、ロシア語)、認定、搭乗を待つ年月。スペースシャトル、ソユーズ、アメリカの民間の宇宙船。国際宇宙ステーションの「きぼう」、ロボットアーム、船外活動、帰還とリハビリ。60歳の定年と、その後。

数字で見る宇宙飛行士の選抜

出典: JAXA「2021年度 宇宙飛行士候補者の募集について 補足資料」(2021年11月19日。これまでの募集の年・応募者数・応募資格・選抜の段階・訓練・職務)、JAXA プレスリリース(2023年2月28日。2021年度の選抜の結果)、JAXA「よくある質問」(次回の募集・応募の条件)、JAXA「沿革」(2003年10月の発足)。2026年以降の募集の年(2027年から5年おき)は、JAXAの「2021年以降、約5年おきの募集を予定」という案内にもとづくゲームの仮定です。2021年より前の募集にはすべて2008年の応募条件を当てはめ、応募は50歳までとしています(仮定)。5つの力の伸び方、選抜の各段階に受かる割合(物語のため、実際よりずっと受かりやすくしています)、搭乗までの年数、飛行の日数、2度目の飛行の確率、2030年代以降の行き先はゲームの仮定です。実在の宇宙飛行士は登場しません。 「宇宙飛行士になるには」の出典: JAXA(2021年度の募集の補足資料、2023年2月28日のプレスリリース、よくある質問)。 · くわしい解説(実データと仮定)

宇宙飛行士になるには

JAXAの募集に応募して、選抜に合格する

日本人の宇宙飛行士は、JAXAが行う宇宙飛行士候補者の募集と選抜で選ばれます。これまでの募集は1983年、1991年、1995年、1998年、2008年、2021年の6回で、応募者は533人から4,127人、選ばれたのは1回に1〜3人です。JAXAは、2021年以降は約5年おきに募集する予定としています。

応募資格(2021年度の募集)

2021年度末(2022年3月末)の時点で3年以上の実務経験があること(修士号は1年、博士号は3年の実務経験とみなす)と、身長149.5〜190.5cm、両眼とも矯正視力1.0以上、正常な色覚と聴力などの医学的な条件です。日本国籍が必要です。

学歴の条件がなくなった

2008年の募集では「自然科学系の4年制大学卒業以上」と「自然科学系の分野で3年以上の実務経験」が条件でした。2021年度の募集では学歴と専門分野を応募の条件にせず、一般教養や理工系(STEM)の試験で力を確かめる形に変わりました。身長の条件も、158〜190cmから149.5〜190.5cmに広がりました。

選抜の流れ

2021年度は、書類選抜(英語の試験を含む)、第0次(一般教養・STEM分野の試験・小論文・適性検査)、第一次(医学検査・プレゼンテーションなど)、第二次(筑波宇宙センターでの医学検査・面接)、第三次(筑波宇宙センターと海外で約3週間)と進み、応募4,127人から2人が選ばれました。

選ばれてから

JAXAに入社し、約2年の基礎訓練(航空機の操縦、ジェット機による無重力体験、サバイバル訓練、英語・ロシア語など)を受け、訓練結果の評価によりJAXA宇宙飛行士に認定されます。搭乗までの訓練は長くて7〜10年ほどに及ぶことがあり、計画の変更などで宇宙へ行けない場合もあります。

ここに書いた制度と数字は、JAXAの公式資料(2021年度の募集の補足資料、2023年2月の選抜結果、よくある質問)によるものです。募集の内容は回によって変わることがあり、最新の情報はJAXAの宇宙飛行士候補者募集のページで確かめてください。ゲームの中の選抜の受かりやすさや搭乗までの年数は、ゲームの仮定です。

出典: JAXA「2021年度 宇宙飛行士候補者の募集について」補足資料(PDF)・JAXA プレスリリース(2023年2月28日)・JAXA よくある質問「次回宇宙飛行士募集はいつですか」・JAXA よくある質問「宇宙飛行士になるにはどうすればよいのですか」・JAXA「沿革」

よくある質問

ほかの特別版

ふつうに生まれる(生まれは選べない)

特別版は、特定の職業や生き方、家庭の事情をからかったり、ばかにしたりするためのものではありません。公的統計などの実データをもとに、その人生で起こりうることを、エンタメとして体験できるようにしたものです。登場する人物はすべて架空です。

学校・企業・自治体のみなさまへ。統計にもとづく人生を、授業と研修で体験する。お問い合わせ・お見積り

日本版の人生シミュレーター · ほかとの違い

日本を、一人の人生から知る。

「日本に生まれる / Born in Japan」を作るきっかけは、世界のどこかに生まれ、一生を体験する人生シミュレーターとの出会いでした。

数字や説明を読むだけでは遠く感じる世界が、一人の人生をたどることで、自分につながってくる。その体験が素晴らしく、日本の暮らしや文化も、こんなふうに伝えられたらと思いました。

生まれる場所も、時代も、家庭も、私たちは選べません。

もし違う県に生まれていたら。親の暮らし向きが違っていたら。もう少し早く、あるいは遅く生まれていたら。どんな人と出会い、何に悩み、何を大切にして生きていただろう。

同じ日本でも、育つ環境や世代によって、見える景色は変わります。進学や就職、結婚、家族との暮らし。その一つひとつの選択には、その人の思いとともに、地域の習慣や時代の空気、社会の仕組みが関わっています。

このサイトでは、日本の公的統計を手がかりに、ゲーム上の仮定を交えながら、一人の人生を体験できます。選べない条件から始まり、自分で決める場面があり、思いがけない出来事も起こります。そこから、日本の文化が日々の暮らしや選択にどう息づいているのかを感じてもらいたいと考えています。

日本で暮らす人には、自分にとっての「当たり前」の外にある人生に触れる機会を。海外の人には、観光地やニュースだけでは見えてこない、日本の日常や文化的背景を知る入口を届けたい。

もちろん、一つのシミュレーションで日本のすべてを表すことはできません。統計には収まりきらない事情や気持ちがあり、どの人生にも、その人にしか分からない意味があります。だからこそ、ここで体験する一生が、実際の誰かをもっと知りたいと思うきっかけになればと願っています。

同じ生まれでも、違う一生がある。

遊び終えたあと、自分の歩んできた道を少し違う目で見たり、遠くにいる誰かの暮らしを想像したりする。その小さな想像が、人や文化への理解につながっていくことを、このサイトは目指しています。

「日本に生まれる」とは: 日本の人生シミュレーター

生まれる場所も、家庭も、時代も選べません。「日本に生まれる」は、日本のどこかの都道府県に、1947〜2010年のどこかの年に、ある家庭の子としてランダムに生まれ、進学・中退・就職・転職・結婚・住まい・お金・介護といった決断に加え、交通事故や犯罪に巻き込まれる出来事を1年ずつ重ねて、一生を最後まで体験する無料の人生シミュレーターです。登録は要りません。

よくある質問

「日本に生まれる」はどんなゲームですか?
日本のどこかの都道府県に、1947〜2010年のどこかの年に、ある家庭の子として生まれ、一生を1年ずつ生きる人生シミュレーターです。進学・就職・結婚・住まいなどの分かれ道を選びながら、バブルや震災、改元といった昭和・平成・令和の出来事を、その年齢で体験します。
日本の人生シミュレーターとして、何が特徴ですか?
舞台を日本だけにしぼり、47都道府県と1947〜2010年の生まれ年ごとに、賃金・進学率・寿命などの公的統計を手がかりに人生を描いています。昭和・平成・令和の出来事(バブル、震災、改元など)を同じ年齢で体験し、最後は同じ生まれの人たちの中での順位と称号が出ます。
無料ですか? 登録は必要ですか?
無料で、登録もダウンロードも要りません。ブラウザで「生まれる」を押すとすぐに始まります。ホーム画面に追加すると、アプリのように開けます。
1回にどのくらい時間がかかりますか?
おおむね10〜20分で一生を終えます。進む速さは変えられ、分かれ道を「おまかせ」にすることもできます。
出てくる数字は本当ですか?
賃金構造基本統計調査・簡易生命表・人口動態統計・家計調査など、日本の公的統計をもとにしています。統計がないところはゲーム上の仮定で補い、どこが実データでどこが仮定かを解説ページで公開しています。
都道府県や生まれ年で、人生はどう変わりますか?
都道府県によって賃金・大学進学率・住まいの値段・名字が変わり、生まれ年によって出会う時代の出来事や、就職のしやすさが変わります。都道府県別のページで、47都道府県を比べられます。
英語版はありますか?
あります。Born in Japan(英語版)で、海外の友だちにも日本に生まれる人生を体験してもらえます。

統計で読む: 日本人の平均的な人生 · 親ガチャとは(生まれた家庭と人生) · 日本に生まれる確率

遊び方

  1. 「生まれる」を押すと、出生地・生まれ年・性別・実家の経済状況(相対的貧困の家庭を含む)・ひとり親かどうか・きょうだい・親の学歴が決まります。
  2. 年ごとに出来事が起こり、ときどき決断の場面が来ます。迷ったら「おまかせ」で、よくある選択が自動で選ばれます。
  3. 人生の終わりに、同じ生まれの人たちの中での順位、レア度、称号、一生のグラフが出ます。結果カードをX・LINE・Threadsで共有できます。
  4. 「今日の生まれ」は、その日に遊ぶ全員が同じ生まれから始めるモードです。友だちと結果を比べられます。
  5. 「自分の人生を入力して、並べてみる」では、生年・学歴・働き方などを入れると、同じ条件の統計的な人生と並べて見られます。
  6. 「わたしの人生を振り返る」では、20の質問に選んで答えると、あなたの歩みをドット絵の年表にし、同じ年・同じ県に生まれた人の統計(生命表・進学率・未婚割合・子どもの数・持ち家)と並べて見られます。答えは端末の外に送りません。

使っている統計

寿命・賃金・進学率・結婚・出産・離婚・年金・貯蓄などの確率と金額は、次の公的統計をもとにしています。

領域ごとの詳しい解説: 生まれ / 学校と中退 / 仕事と賃金 / 結婚・子ども・離婚 / 住まい / 貯蓄と運用 / 老後と年金 / 事故と犯罪 / 寿命 / 普通とは違う人生(一覧)。都道府県別の比較もあります。

統計にない部分(家賃・住宅価格・運用の期待収益・転職後の賃金の変化など)は、出典のない仮定で補っています。どこが実データでどこが仮定かは、結果画面の下の注記に一覧で載せています。

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