特別版 · SPECIAL

農家として生きる

田植えの泥と、稲刈りのコンバイン。農家に生まれた子は、高校を出るときに家の田畑を継ぐかどうかを決めます。農家でない子も、農業大学校や農学部で学び、農業法人に就職したり、研修を受けて自分の農場を開いたりできます。何を作るか(米・露地野菜・ハウス・果樹・酪農・肉牛)、減反の割り当て(1970〜2017年)と、その廃止のあとの米づくり。大雨や大雪、値段の暴落。近所の田畑を引き受けるか、法人にするか、直売所や農家レストランを開くか、ドローンを入れるか。最後は、田畑を誰に託すか。背景のドット絵は、田植え・青田・稲刈り・雪の田んぼ、ハウス、果樹園、牛舎、直売所、秋祭り、縁側へと、季節と人生とともに変わります。

無料 · 登録なし · ここを押すと始まります

この人生で起きること

  1. 子どものころ家の田植えと稲刈り、牛舎の子牛、学校の田んぼ。親は「無理に継がなくていい」と言うかもしれません。
  2. 農業への入り方家の農業を継ぐ・道府県の農業大学校(2年)・大学の農学部・農業法人に就職(この版では1993年から)・研修を受けて新規就農・会社に勤めながら兼業。いったん別の道に進み、30代で土に戻る人生もあります。
  3. 作る・売る米・野菜・ハウス・果樹・酪農・肉牛の一年。減反(1970年に本格的に始まり、2018年産から国の目標の配分を廃止)、冷夏(1993年)、BSE(2001年)、令和の米騒動(2024年)。災害のあとの立て直し、値段の暴落、契約栽培と直売。
  4. 広げる・託す近所の田畑を引き受けて規模を広げる、法人にして人を雇う、研修生を受け入れる、加工と農家レストラン(6次産業化)、スマート農業。最後に、子どもか、一緒に働いた若い人か、地域の担い手か、田畑を誰に託すか。

数字で見る日本の農業

出典: 農林水産省「2025年農林業センサス 調査結果の概要」(令和7年2月1日現在)、「令和7年新規就農者調査結果」(令和8年8月公表)、新規就農者育成総合対策(就農準備資金・経営開始資金)、認定新規就農者制度、「農業大学校等の紹介」、「食料・農業・農村白書」(2018年産からの生産数量目標の配分の廃止)、六次産業化・地産地消法、スマート農業技術活用促進法。経済企画庁「昭和46年 年次経済報告」(1970年の生産調整の本格実施)。道に入る割合、作物の選ばれ方、耕作面積、収入、研修と独立の年数、国の資金が出る年(この版では2012年から)、天候・災害・値段の出来事の起こり方と金額、後継ぎが決まる割合はゲームの仮定です。登場する人物・団体・産地は架空で、実在の農協・会社・ブランドとは関係ありません。 「農家になるには」の出典: 農林水産省「2025年農林業センサス」「令和7年新規就農者調査」「就農準備資金・経営開始資金」「認定新規就農者制度」「農業大学校等の紹介」「食料・農業・農村白書」「六次産業化・地産地消法」。 · くわしい解説(実データと仮定)

農家になるには・新規就農するには

3つの入り方

農林水産省の新規就農者調査では、新しく農業を始めた人を、家の農業を継ぐ「新規自営農業就農者」、法人などに雇われる「新規雇用就農者」、土地や資金を自分で用意して始める「新規参入者」に分けています。2025年はそれぞれ2万9,240人・1万250人・3,360人で、合計4万2,850人でした(49歳以下は1万4,410人)。

学ぶ場所: 農業大学校

道府県の農業大学校は全国41道府県にあり、養成課程は高校卒業程度の学力がある人が対象で、2年間2,400時間以上が標準です。稲・野菜・果樹・花き・酪農・肉牛などの専門の課程があり、講義と実習がおおむね半分ずつです(農林水産省「農業大学校等の紹介」)。

青年等就農計画と認定新規就農者

新しく農業を始める人がつくる「青年等就農計画」を市町村が認定し、その計画に沿って農業をする認定新規就農者を重点的に支援する制度があります。対象は、原則18歳以上45歳未満の青年、特定の知識・技能のある65歳未満の中高年、それらの人が役員の過半数を占める法人です(農林水産省)。

国の資金(新規就農者育成総合対策)

49歳以下で次の世代の農業者をめざす人には、道府県の農業大学校や先進農家で研修を受けるあいだの「就農準備資金」(月13.75万円・年最大165万円、最長2年)と、経営を始めてから安定するまでの「経営開始資金」(年165万円、最長3年)があります(農林水産省)。条件や手続きは、市町村や都道府県の窓口で確かめます。

いまの農業の姿

2025年の農業経営体は83万6千で、5年前より22.3%減りました。一方、法人は3万4千で10.1%増え、1経営体あたりの耕地は3.6haに広がっています。個人で農業を主な仕事とする人は103万6千人で、65歳以上が69.6%です(農林水産省「2025年農林業センサス」)。米の生産量の目標を国が配ることは、2018年産からやめています(食料・農業・農村白書)。

ここに書いた制度と数字は、農林水産省の公式ページと統計によるものです。ゲームの中の収入、耕作面積、災害や値段の出来事、独立して続けられる割合、後継ぎが決まる割合は、ゲームの仮定です。登場する人物・団体は架空です。

出典: 2025年農林業センサス 調査結果の概要(農林水産省)・令和7年新規就農者調査結果(農林水産省)・就農準備資金・経営開始資金(農林水産省)・認定新規就農者制度(農林水産省)・農業大学校等の紹介(農林水産省)・食料・農業・農村白書(農林水産省)・六次産業化・地産地消法(農林水産省)

よくある質問

ほかの特別版

ふつうに生まれる(生まれは選べない)

特別版は、特定の職業や生き方、家庭の事情をからかったり、ばかにしたりするためのものではありません。公的統計などの実データをもとに、その人生で起こりうることを、エンタメとして体験できるようにしたものです。登場する人物はすべて架空です。

学校・企業・自治体のみなさまへ。統計にもとづく人生を、授業と研修で体験する。お問い合わせ・お見積り

日本版の人生シミュレーター · ほかとの違い

日本を、一人の人生から知る。

「日本に生まれる / Born in Japan」を作るきっかけは、世界のどこかに生まれ、一生を体験する人生シミュレーターとの出会いでした。

数字や説明を読むだけでは遠く感じる世界が、一人の人生をたどることで、自分につながってくる。その体験が素晴らしく、日本の暮らしや文化も、こんなふうに伝えられたらと思いました。

生まれる場所も、時代も、家庭も、私たちは選べません。

もし違う県に生まれていたら。親の暮らし向きが違っていたら。もう少し早く、あるいは遅く生まれていたら。どんな人と出会い、何に悩み、何を大切にして生きていただろう。

同じ日本でも、育つ環境や世代によって、見える景色は変わります。進学や就職、結婚、家族との暮らし。その一つひとつの選択には、その人の思いとともに、地域の習慣や時代の空気、社会の仕組みが関わっています。

このサイトでは、日本の公的統計を手がかりに、ゲーム上の仮定を交えながら、一人の人生を体験できます。選べない条件から始まり、自分で決める場面があり、思いがけない出来事も起こります。そこから、日本の文化が日々の暮らしや選択にどう息づいているのかを感じてもらいたいと考えています。

日本で暮らす人には、自分にとっての「当たり前」の外にある人生に触れる機会を。海外の人には、観光地やニュースだけでは見えてこない、日本の日常や文化的背景を知る入口を届けたい。

もちろん、一つのシミュレーションで日本のすべてを表すことはできません。統計には収まりきらない事情や気持ちがあり、どの人生にも、その人にしか分からない意味があります。だからこそ、ここで体験する一生が、実際の誰かをもっと知りたいと思うきっかけになればと願っています。

同じ生まれでも、違う一生がある。

遊び終えたあと、自分の歩んできた道を少し違う目で見たり、遠くにいる誰かの暮らしを想像したりする。その小さな想像が、人や文化への理解につながっていくことを、このサイトは目指しています。

「日本に生まれる」とは: 日本の人生シミュレーター

生まれる場所も、家庭も、時代も選べません。「日本に生まれる」は、日本のどこかの都道府県に、1947〜2010年のどこかの年に、ある家庭の子としてランダムに生まれ、進学・中退・就職・転職・結婚・住まい・お金・介護といった決断に加え、交通事故や犯罪に巻き込まれる出来事を1年ずつ重ねて、一生を最後まで体験する無料の人生シミュレーターです。登録は要りません。

よくある質問

「日本に生まれる」はどんなゲームですか?
日本のどこかの都道府県に、1947〜2010年のどこかの年に、ある家庭の子として生まれ、一生を1年ずつ生きる人生シミュレーターです。進学・就職・結婚・住まいなどの分かれ道を選びながら、バブルや震災、改元といった昭和・平成・令和の出来事を、その年齢で体験します。
日本の人生シミュレーターとして、何が特徴ですか?
舞台を日本だけにしぼり、47都道府県と1947〜2010年の生まれ年ごとに、賃金・進学率・寿命などの公的統計を手がかりに人生を描いています。昭和・平成・令和の出来事(バブル、震災、改元など)を同じ年齢で体験し、最後は同じ生まれの人たちの中での順位と称号が出ます。
無料ですか? 登録は必要ですか?
無料で、登録もダウンロードも要りません。ブラウザで「生まれる」を押すとすぐに始まります。ホーム画面に追加すると、アプリのように開けます。
1回にどのくらい時間がかかりますか?
おおむね10〜20分で一生を終えます。進む速さは変えられ、分かれ道を「おまかせ」にすることもできます。
出てくる数字は本当ですか?
賃金構造基本統計調査・簡易生命表・人口動態統計・家計調査など、日本の公的統計をもとにしています。統計がないところはゲーム上の仮定で補い、どこが実データでどこが仮定かを解説ページで公開しています。
都道府県や生まれ年で、人生はどう変わりますか?
都道府県によって賃金・大学進学率・住まいの値段・名字が変わり、生まれ年によって出会う時代の出来事や、就職のしやすさが変わります。都道府県別のページで、47都道府県を比べられます。
英語版はありますか?
あります。Born in Japan(英語版)で、海外の友だちにも日本に生まれる人生を体験してもらえます。

統計で読む: 日本人の平均的な人生 · 親ガチャとは(生まれた家庭と人生) · 日本に生まれる確率

遊び方

  1. 「生まれる」を押すと、出生地・生まれ年・性別・実家の経済状況(相対的貧困の家庭を含む)・ひとり親かどうか・きょうだい・親の学歴が決まります。
  2. 年ごとに出来事が起こり、ときどき決断の場面が来ます。迷ったら「おまかせ」で、よくある選択が自動で選ばれます。
  3. 人生の終わりに、同じ生まれの人たちの中での順位、レア度、称号、一生のグラフが出ます。結果カードをX・LINE・Threadsで共有できます。
  4. 「今日の生まれ」は、その日に遊ぶ全員が同じ生まれから始めるモードです。友だちと結果を比べられます。
  5. 「自分の人生を入力して、並べてみる」では、生年・学歴・働き方などを入れると、同じ条件の統計的な人生と並べて見られます。
  6. 「わたしの人生を振り返る」では、20の質問に選んで答えると、あなたの歩みをドット絵の年表にし、同じ年・同じ県に生まれた人の統計(生命表・進学率・未婚割合・子どもの数・持ち家)と並べて見られます。答えは端末の外に送りません。

使っている統計

寿命・賃金・進学率・結婚・出産・離婚・年金・貯蓄などの確率と金額は、次の公的統計をもとにしています。

領域ごとの詳しい解説: 生まれ / 学校と中退 / 仕事と賃金 / 結婚・子ども・離婚 / 住まい / 貯蓄と運用 / 老後と年金 / 事故と犯罪 / 寿命 / 普通とは違う人生(一覧)。都道府県別の比較もあります。

統計にない部分(家賃・住宅価格・運用の期待収益・転職後の賃金の変化など)は、出典のない仮定で補っています。どこが実データでどこが仮定かは、結果画面の下の注記に一覧で載せています。

アクセス解析について

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